沈澱中ブログ

お笑い 愚痴

どうでもええ日記

 スカッとジャパンとかモニタリングとか、あの手のバラエティを芸人が他の番組で「出たくない番組、面白くない番組」として挙げるのは笑えるが、今更視聴者が嬉々としてイジったり揶揄したりするのは、あんまオモロくないなあと思う。けどやっぱり、スカッとジャパンに採用されたら1〜3万円貰えると知ると、ちょっとだけ腹立ちますわな。

 嘘のエピソードを考えて投稿してみようかとも思ったが、非社会人生活も残り一週間しかない。酒飲んで煙草吸ってバラエティ観て寝る、という怠惰で何もしない生活を今のうちに謳歌しておきたい。スカッとジャパンへの投稿を考えることに、時間と労力を費やしたくはない。

 スカッとジャパンには採用されなさそうだけど、上手く誇張脚色して分かりやすいオチや結論を搭載し、それなりにフォロワーのいる人が投稿すればワンチャンバズるかも、という実話を二つ、下記に記す。別に、そんな面白くはないです。

1.就職活動中、内定の決まらない知り合いの男子が「ええよなあ、女子は。最悪さ、風俗で働くか、テキトーな男見つけて専業主婦になればええねんから。楽やわ。男は大変やで」と言った。「風俗で働くのも、妻が働かなくても問題ない程度稼げる男をオトすのも、内定をゲトるのと変わらず大変やと思うよ」と穏当に答えればいいところを、「俺らもマグロ船に乗るか、金持ちの婆さんをオトせばええやろ」と答えた。口にしてから、「就活で苦しんでいる奴相手に言わんでもよかったな」と後悔したが、幸か不幸か皮肉は通じず、「リアリティないやろ、それは」と屈託ない笑みを向けられた。何とも言えない、苦い気持ちになった。

2.初対面の女性と音楽の話になり、ジャズとヒップホップが特に好きと言うと、私も日本語ラップが好きだと言われた。彼女はまだ好きになって日は浅いと謙遜しつつ、好きなラッパーに最近流行っている人達ではなくレジェンド達の名をいくつも挙げた。「最近の若手は聴かんの?」と尋ねると、「PUNPEEとか呂布カルマとかは聴くけど、やっぱそこまでいい若手おらんから。クリーピーナッツとか、最悪やん」と答え、結構強めのdisを展開し始めた。クリーピーナッツを嫌うジャパニーズヒップホップファンは少なくないし、彼らの言い分が理解できることもある。事実、彼女の言うことも分からないではなかった。ただ、「梅田サイファーとか、R指定DJ KRUSHとやった曲とかは?」と尋ねると彼女は、「梅田サイファーはまあ、悪くはないかな。DJ KRUSHっていうのは、ちょっと知らんけど」と返してきた。

 梅田サイファーはクリーピーナッツのR指定が在籍しているヒップホップグループ、DJ KRUSHはレジェンド級のDJで、過去に『軌跡』というアルバムでR指定と曲を作っている。別に、DJ KRUSHを知らない奴がヒップホップ好きを名乗るなとは思わない。ただ、クリーピーナッツを最悪とdisるなら、DJ KRUSHくらい知っとけという話だ。お笑い好きだけど高須光聖(片岡飛鳥でもいい)の名前を知らない、というのは何も悪いことではないが、ダウンタウン爆笑問題ナインティナインと較べて第七世代を雑にdisっている人が「え、高須光聖って誰?」と口にすれば、「高須も知らんと、偉そうなこと言うとったんかい」と突っ込まれるのは必至だ。

 濃い目のヒップホップファンとして、いくつかの理由からクリーピーナッツを好きになれない……という人は少なくないが、そういう人に憧れて(あるいは認められたくて)、つまりは手っ取り早く通ぶるために、クリーピーナッツをポーズでdisっている人もおるんやろなあと感じた一件だった。

DJ KRUSHも知らんのか!」と言ってビシバシツッコミを入れる……というのがスカッとジャパン的展開でしょうが、そんな真似はせず、クリーピーナッツの中でもヒップホップファンに受けそうな、ハードコアめの曲をオススメするに留めました。多分、聴いてないと思いますが。

 以上です。脈絡ないことを言いますが、なんか死にたいですねー。何なんでしょうな、これ。正確には死にたいというより、消えたいっつー感じでしょうか。何もかもほっぽり出して、ここではない何処かに逃げ出したい。でもまあ、やっぱ死にたい。

 初めて死にたいと思ったのは、小学生のときだった。塾や習い事のプールなどが憂鬱だからだろうと結論付け、中学に進学したら変わるはずだと信じていた。ところが中学生になってますます死にたいと思うことが増え、「これはアレや、死にたいと感じている自分に酔っとんねや、中二病とかいうやつや。あとやっぱ、高校受験のこととか考えて憂鬱になってるせいや」と思い、高校生になったら変わるはずだと信じていた。ところが高校でも死にたいという気持ちはなくならず、「高校に馴染めてへんからや。恋人か友達ができたら変わるはずや」と信じた。だが恋人ができても仲の良い友達ができても死にたいという気持ちはなくならず、「大学受験が憂鬱やからや。大学に進学したら変わるはずや」と信じた。だが大学に進学しても、死にたい気持ちはなくならなかった。もうこの頃には、希死念慮という言葉も知っており、一生付き合っていかなければならない漠然としたものだと諦めていた。案の定、小学生のときからの夢を叶えようが、就活を無事に終えようが、性欲、食欲、物欲を散々満たそうが、毎日のように死にたいと思い続けている。幸せ〜、人生余裕や!というモードか、ああ、もう死にてえ……というモードしかない。ぼちぼちでんな、人生。というちょうどええテンションに長期的になれない。

 このブログをスマホで書きながら、煙草を吸うために家の外に出た。朝焼けが異様に綺麗だった。死にたいときに限って世界は美しい。三流ポエマーみたいなことを思って妙に気持ちが高揚し、煙草に火を付けた。自己陶酔するには充分なシチュエーション。ただ、煙草は乾燥していて、あまり旨くなかった。プラマイゼロ!むしろマーイ!

 そんなこんなで、今日も一日生きますわ。「プラマイゼロ!むしろマーイ!」ってエンタの神様で言うてた芸人、今も芸人続けてんのかなと調べたら、続けていました。こりゃめでてーな。終わり。